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エネルギーを制するものが投資を制す- 『TODAY IN ENERGY』( Source:https://www.eia.gov/ )より -


Title:米国エネルギー情報局がデラウェア盆地のボーン・スプリング層の地質図を更新


  1. 米国エネルギー情報局(EIA)はニューメキシコ州の南東部からテキサス州の西部に広がるデラウェア盆地のボーン・スプリングの新たな地図と地質情報を公開した。
  2. 更新された情報には地層地質、堆積履歴そして地域の地質構造の特徴等が記されている。
  3. 米国内で最も産出量の大きい地域の一つであるパーミアン盆地の西側の一部にデラウェア盆地は位置している。
  4. ボーン・スプリング層はデラウェア山脈の直下、ウルフキャンプ層の上部に位置している。
  5. ボーン・スプリング層は珪砕屑性炭酸塩互層、そして頁岩で構成され最大厚は4000フィートに達し4つの区間からなる。
  6. それら区間は上部から下部に向かってファーストボーン・スプリング、セカンドボーン・スプリングそしてサードボーン・スプリングと名付けられている。
  7. アヴァロンシェールはファーストボーン・スプリングの炭酸塩内に存在する。
  8. それぞれの区間の浸透性は極めて低く、それ故、石油と天然ガスは容易には流動しない。
  9. 昨今の技術の進歩により石油の採集率は最高34%にまで向上した(地域内の推定資源基盤の34%が生産されることを意味する)。
  10. 水圧破砕と水平掘削の導入により、ボーン・スプリングでの炭化水素生成は大きく増加した。
  11. ボーン・スプリング内の生産井数は2005年1月の436箇所から2019年中旬の4338箇所にまで増加した。
  12. それら油井は経時と共に生産性が向上し、最初の半年における油井当たり初期日次原油生産量は2005年の一日あたり67バレルから2019年には同770バレルにまで増加した。
  13. その同時期、最初の半年における油井あたりの平均天然ガス生産量は一日あたり10万立方フィートから同160万立方フィートに増加した。
  14. 2019年8月にはボーン・スプリングの月平均日次生産量は石油が60万バレル、天然ガスは17億立方フィートに達した。
  15. EIAはボーン・スプリングの生産量はパーミアン盆地の生産量増加に大きく寄与し続けると予測する。
  16. 生産量増加に対応するためのパイプライン掘削能力拡大が2020年から始まる。
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